古座川の一枚岩：日本最大級の岩盤と伝説の物語│和歌山

2023年10月17日2023年12月1日

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和歌山県古座川町に佇む「古座川の一枚岩」は、自然界の驚異と神秘が共存する場所です。

国指定の天然記念物として誇られ、その巨大な岩盤は、日本最大級とされる一枚の岩として、多くの人々に魅了されています。

その特徴的な石質や歴史的な背景、そして伝説に纏わる物語は、この岩が持つ魅力を一層引き立てています。本記事では、古座川の一枚岩を深掘りし、その神秘的な世界に迫ってみましょう。

古座川の一枚岩の概要と特徴

和歌山県古座川町の国道371号線(県道38号線)沿いに位置する「古座川の一枚岩」は、国指定の天然記念物として知られる自然の奇跡です。

この岩は高さ約150メートル、幅約800メートルもあり、一枚の岩盤としては日本最大級に位置します。

その石質は「古座川弧状岩脈」と呼ばれる流紋岩質凝灰岩で、均質かつ硬く固結しているため、風化や浸食に耐え、数世紀にわたって存在し続けています。

この自然の巨大な岩が国指定天然記念物に指定されたのは1941年で、その希少性からも理解できます。

一般的に、どのような地質であっても、大きな岩体が断層や風化によって残存することはまれですが、古座川の一枚岩はその例外です。

岩の生態系とヘリトリゴケ

古座川の一枚岩で、興味深い事実として、この岩に生息するヘリトリゴケと呼ばれる地衣類の存在です。

2001年の具体的な調査によって、この岩には世界最大かつ最長寿のヘリトリゴケが生育していることが確認されました。

その大きさと寿命は他に類を見ないもので、科学研究と調査が行われています。

伝説と陰陽の滝

古座川の一枚岩には、美しい風景だけでなく、伝説も存在します。

昔、太地の岩が大好物の魔物が現れ、古座川流域の岩を次々に食べ荒らしていきました。

しかし、一枚岩にたどり着いた際、魔物は蔵土の飼い犬に追われ、犬が嫌いだった魔物は逃げ去ったという伝説が受け継がれています。

この伝説によれば、一枚岩の中央に縦に通る凹みは、魔物の歯型であるとされ、雨が降り続いた時に上の池から水が溢れ出て流れると、現れる「陰陽の滝」は、魔物の悔し涙が流れ落ちたものだと伝えられています。

古座川の一枚岩には神秘的な物語が息づいています。

道の駅　一枚岩モノリス

カヌー・チュービング体験や、サウナ、デイキャンプ、BBQなどのアクティビティを提供しています。

詳しくは道の駅一枚岩公式サイト（外部サイト）をごらんください。

■所在地
　和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬290－2
■電話番号
　0735-78-0244
■営業時間
　・夏季（03～11月）
　　平日 09:30～17:00 土日祝 8:30～17:00
　・冬季（12～02月）
　　平日 10:00～17:00 土日祝 8:30～17:00
■ウェブサイト
　https://www.monolith-web.com/

「古座川の一枚岩」の基本情報

基本情報	古座川の一枚岩（こざがわのいちまいいわ） ■所在地　和歌山県東牟婁郡古座川町相瀬 ■駐車場　あり（道の駅一枚岩）　 ■ウェブサイト　nankikumanogeo.jp
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