花の窟神社: 熊野の自然信仰と神秘の岩屋│三重

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三重県 熊野市 有馬町に位置する「花の窟神社(はなのいわや)」は、自然と神秘が交差する神秘的な聖地です。

この記事では、花の窟神社の歴史、特徴、祭り、そして訪れる価値がある理由について探求していきます。

美しい自然環境に囲まれたこの神社は、熊野の自然信仰と伝統を感じる場所として、多くの人々に愛されています。

目次

「花の窟神社」の概要

花の窟神社は、三重県熊野市有馬町にある神社で、伊弉冉尊(いざなみのみこと)と軻遇突智尊(かぐつちのみこと)を祀る神秘的な場所です。

この神社の起源は、伝説に包まれており、『日本書紀』によれば、伊弉冉尊が火の神によって焼かれて死亡し、その後、近隣の住人たちは季節の花を供えて伊弉冉尊を祭ったとされています。

そのため、神社の名前も「花を供えて祀った岩屋」という意味を持っています。

この神社の特徴的な神体は、高さ45メートルの巨岩であり、その岩は「磐座(いわくら)」と呼ばれています。

この磐座は「陰石」とされ、熊野における自然信仰の象徴となっています。

また、御縄掛け神事という重要な儀式が行われ、季節の花7本の藁縄が結ばれて、磐座の頂上から海岸へと大綱が引かれます。

この神社は明治時代に神社としての位格を与えられましたが、今でも社殿は存在せず、自然の中に神秘が息づいています。

神社の特徴と神秘性

花の窟神社の最も特徴的な点は、その神体である磐座(巨岩)です。

この巨岩は、熊野の自然信仰と神秘の象徴であり、その磐座が「陰石」であることは、和歌山県新宮市の神倉神社の神体であるゴトビキ岩の「陽石」であることと対照で一対であるともいわれています。

熊野における自然信仰は、これらの巨岩を通じて表現され、訪れる人々に神秘的な体験を提供します。

「ご神体である磐座(いわくら)から落ちてきた」と伝えられているご神体

神社の祭りと行事

花の窟神社で注目すべき「御縄掛け神事」は、春季大祭と秋季大祭が開催されており、これらの祭りは神社の重要な行事です。

季節の花7本の藁縄が結ばれ、磐座の頂上から海岸へと大綱が引かれます。

これらの儀式は熊野の自然と神々への敬意を示し、訪れる人々に感動的な瞬間を提供します。

三流の幡(みながれのはた)

三流の幡

「三流の幡(みながれのはた)」とは、花の窟から掛けられたお綱に吊るされた、縄で編んだ三本の幡のことです。

「三流の幡(みながれのはた)」は、花の窟神社で行われる御縄掛け神事に関連する重要な要素で、この神事では、季節の花と7本の藁縄を結びつけて、磐座(巨岩)の頂上から海岸へと大綱を引き、「三流の幡」と呼ばれる3つの縄幡が吊られます。

三流の幡は、伊弉冉尊の子であるとされる三神を表しています。これらの三神は、

  1. 天照大神(あまてらすおおみかみ):太陽の神
  2. 月読尊(つくよみのみこと):月の神
  3. 素戔嗚尊(すさのおのみこと):暗黒の神

この要素は花の窟神社の祭りと伝統の一部であり、訪れる人々に神秘的な体験を提供します。

「花の窟神社」の基本情報

基本情報花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)
■所在地
 三重県熊野市有馬町130
営業時間
 9:00~16:00
駐車場
 駐車場あり
問い合わせ
 Tel:0597-89-2881
ウェブサイト
 https://hananoiwaya.com/
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