中尊寺:四季折々の表情が楽しめる魅力的な観光スポット│岩手

中尊寺
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岩手県西磐井郡平泉町に広がる歴史と美の宝庫、中尊寺。この寺は天台宗東北大本山であり、奥州三十三観音番外札所として、その存在が知られています。

2011年には「平泉―仏国土を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産として世界遺産に登録され、その歴史と美が世界に認められました。

この記事では、中尊寺の概要から歴史、文化、そして訪れる際のポイントまでを探ります。

岩手県平泉町を代表する名所、中尊寺の魅力に迫ります。

目次

「中尊寺」の概要と特徴

中尊寺(ちゅうそんじ)は、岩手県西磐井郡平泉町に位置する天台宗の寺院で、奥州三十三観音番外札所です。

中尊寺は、円仁の開山とされていますが、実質的な創建者は奥州藤原氏の初代である藤原清衡です。

中尊寺は奥州藤原氏三代にわたって栄え、平安時代の美術、工芸、建築の粋を集めた金色堂をはじめ、多くの文化財を有しています。

境内は「中尊寺境内」として国の特別史跡に指定され、2011年には世界遺産に登録されました。

また、中尊寺は平泉毛越寺、松島瑞巌寺、山形立石寺とともに「四寺廻廊」と呼ばれる巡礼コースを形成しています。

中尊寺のマップ

右下に駐車場があり、そのすこし上に入り口があります。

中尊寺は小さな山の上に建っていて、入り口からは、月見坂を登っていきます。

その先の右手(マップ中央付近)に本堂があり、そこからさらに進むと有名な金色堂があります。それ以外にも様々な見所が楽しめます。

駐車場とその周辺

駐車場周辺の様子、休日の11時頃に訪れたのですがそこそこ埋まっています。

他にも駐車場はあるようで、入庫待ちの渋滞などはありませんでした。

駐車場周辺には、土産物店は岩手名物のわんこそばが楽しめる店もあります。

駐車場から中尊寺方面を見てみます。画像の右端あたりが入り口で、そこから山を登ります。

中尊寺の入り口

ここが中尊寺の入り口です。ここからは上り坂になっていて、後述の「月見坂」に続きます。

入り口からは本堂や建築物は全く見えません。

月見坂

月見坂は、入り口から本堂までの約800mの道です。

両脇には樹齢300年の大木や、様々なお堂奥州市街地や遠くの山々を一望することができる場所もあります。

神秘的な雰囲気で心が洗われるように感じます。

どれほど位の高いお坊さんでも車から降りて徒歩で登ったとされる神聖な坂道です。

高く伸びた樹木が立ち並び、神秘的な雰囲気があります。秋には紅葉も楽しめます。

弁慶堂

弁慶堂 中尊寺境内にある重要文化財の建物です。

弁慶堂は、源義経の副将であった弁慶を祀るために建立されたものだそうです。

内部には、弁慶が使ったと伝えられるとされる、手水鉢と言われる大きな水盤があり、弁慶が自分の手を洗う際に使ったとされているようです。

中尊寺 本堂

本堂への入り口「本坊表門」
本堂

本堂には、大きな木製の仏像「薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)」が安置されており、この仏像は国宝に指定されています。

峯薬師堂~金色堂方面

本堂から金色堂のほうに向かうところです。

峯薬師堂と手前の池など含めて、美しい景観を構成する要素の密度が高く、動画ではわかりにくいですが個人的にはもっとも美しいと感じたエリアです。

金色堂(こんじきどう)

金色堂は、藤原清衡が建立した阿弥陀堂で、その内外を総金箔張りにした贅沢な建物です。

金色堂は国宝として指定されており、中尊寺の象徴となっています。

金色堂は国宝建造物第1号の指定を受けており、世界遺産を構成する一部でもあります。

教科書に載っていることもあり知名度は抜群でしょう。

金色堂自体は、覆堂に覆われており、外から見ることはできません。

中に入ると、写真の通り柱や天井など構成する全ての部分の細部にまで見事な装飾が施された様子に圧倒されます。

あいにく堂内は撮影禁止だったので画像はありません。

出典:中尊寺パンフレットより
出典:中尊寺パンフレット
出典:中尊寺パンフレット

松尾芭蕉と中尊寺

松尾芭蕉が奥の細道の旅を始め、江戸を発ってから約44日後、5月13日に平泉を訪れました。

奥州藤原氏の栄華と源義経の悲劇が交錯した平泉は、芭蕉と曽良が訪れた元禄2年(1689)から、美しい自然と歴史が息づく場所として人々を魅了し続けています。

高館の丘陵から一望する景色は、束稲山と北上川、衣川が調和した美しい風景です。

かつての栄華は失われ、その跡地は田野になっています。

この風景から、芭蕉は杜甫の詩句「国破れて山河あり、城春にして草木深し」を思い起こし、しばしの間、高館に笠をおろしました。

松尾芭蕉の記念碑

松尾芭蕉の記念碑「古池や蛙飛び込む水の音」(『奥の細道』)
この句は、日本の俳句の中でも最も有名な句でしょう。

この句は、中尊寺の境内にある古池に、蛙が飛び込む音を聞いたときに詠んだものだそうです。

「中尊寺」の基本情報

基本情報中尊寺(ちゅうそんじ)
所在地
 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
営業時間
 8:30~17:00
問い合わせ
 Tel:0191-46-2211
ウェブサイト
 https://www.chusonji.or.jp/
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