びん玉ロードとは?魅力を簡単紹介

三重県志摩市浜島町、そこにひっそりと佇む海沿いの散歩道──それが「びん玉ロード」だ。
長さは約1km。海岸線をなぞるように敷かれた遊歩道の両脇には、無数の「びん玉」が並ぶ。これは、かつて漁師たちが浮きとして使っていたガラスの玉。それを装飾オブジェとして再利用し、幻想的な空間を作り上げているのがこの道だ。
日中は潮風とともに心地よく歩ける道。そして、日が傾く頃──このびん玉たちが一斉にライトアップされ、まるで映画のワンシーンのような光景に姿を変える。
バイクを降りて、ゆっくり歩きたい。そんな“旅の余白”を楽しみたいライダーにはぴったりの場所。それが、びん玉ロードなのだ。
ビン玉と浜島の歴史的背景に触れる
「びん玉」は、正式には“ガラス浮き”と呼ばれ、漁師たちが網を海に浮かべるために使っていたもの。
現代ではプラスチック製の浮きが主流となり、姿を消しつつあるこの懐かしい道具を、浜島町では「景観アート」として見事に再生させた。
この地域は昔から漁業が盛んな土地。びん玉を活かしたこの遊歩道には、地元の人たちの“海と生きてきた誇り”が宿っている。
歩くごとに聞こえる波音、足元の木道の感触、そして風に揺れるびん玉のきらめき。
それはただの景色じゃない。“記憶に残る時間”を与えてくれる、そんな場所だ。

幻想的なライトアップと夕景の魅力


太陽が海に沈みはじめる頃──びん玉ロードは、本領を発揮する。
徐々に色を変えていく空のグラデーション。そして、ぽつりぽつりと灯り始めるびん玉の光。
この光景は、写真に収めるだけじゃもったいない。実際に自分の足で歩き、その空気を肌で感じてほしい。
カップルで訪れるもよし、ソロで黄昏に浸るもよし。
走るだけがツーリングじゃない。「止まって味わう時間」こそ、大人ライダーの特権だ。
「びん玉ロード」の基本情報
基本情報 | びん玉ロード ■所在地 三重県志摩市浜島町浜島1416−8 ■ウェブサイト iseshima-kanko.jp/spot ■問い合わせ Tel:0599-46-0570 |
地図 |
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まとめ
走ることだけがツーリングの楽しみじゃない。
三重県・浜島町の「びん玉ロード」は、バイクを降りたその先にある“心に残る絶景”を味わえる場所だ。
漁師たちが残したびん玉が、今では光のオブジェとなって、訪れる者の旅路を照らしてくれる。
伊勢志摩エリアをツーリングするなら、夕方以降に立ち寄る価値あり。
「今日はいい旅だったな」──そんな気持ちでバイクにまたがる。
移動本能に従え。そこに、旅の答えがある。
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