頻度5 日常的なメンテナンス
タイヤの空気圧
ツーリングに行く前には確認しておきたい項目です。空気圧の適正値は車体のフレームやチェーンガード、スイングアームのあたりに貼られたラベルは取扱説明書、メーカーのWebサイトで確認できます。
ZRX1100 指定空気圧
タイヤ空気圧 フロントタイヤ 225 kPa (2.25kgf/C㎡)
リヤタイヤ 250 kPa (2.50kgf/C㎡)
ちなみに、ZRX1100では上記のようになっております。概ね2.50kgf/C㎡前後が多くてリアのほうが高めの設定になっています。2.5~2.9程度
チェーンの清掃とチェーンオイル
ツーリングから帰ってきた時等に行いたいメンテナンス。専用のクリーナーでチェーンについた砂や小石などを落として、その後チェーンオイルを吹き付けます。専用のタワシも販売しています。メンテナンススタンドがあればやりやすいですが、無くても大丈夫です。
チェーンのメンテナンスセット
チェーンクリーナー | チェーン潤滑剤 | チェーンブラシ | |
---|---|---|---|
使い方 | チェーンの汚れを落として防錆効果を発揮 | チェーンの洗浄後に吹きかけるチェーン専用潤滑剤 | チェーンについた汚れを落とすのにあると便利 |
価格 | 850~1,400円ぐらい | 580~1,050円ぐらい | 600円ぐらい |
購入する | 購入する | 購入する |
頻度4 エンジンオイルとオイルフィルター(エレメント)
エンジンオイル
「走行距離3,000km~5,000km」もしくは「半年に1度」が交換の目安と一般的に言われています。
オイルフィルター(エレメント)
オイル交換2回に1回の交換が目安です。
エアフィルター
1年に1回 3,000km~5,000kmが交換の目安となっています
頻度3
バッテリー
おおよそ2~3年程度と言われていますが、使い方や種類によって大きく変化します。寿命が近づくとセルモーターの回り具合や、ヘッドライトの明るさなどからある程度判断できます。長持ちさせるコツもあるのでいずれ追記したいとおもいます。
タイヤ
タイヤの寿命は、2つの観点から考える必要があります。
- すり減りによる寿命
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交換の目安はスリップサインです。タイヤは法令で溝の残りの高さが1.6mmになると交換義務が規定されています。メーカーは残り1.6mmのところにスリップサインを埋め込んであり、そこまですり減るとタイヤパターンが中断されたようになるのでわかりやすいです。走行距離の目安としては、乗り方にもよりますが、走行距離10,000Km~20,000Kmと言われています。
- ②ゴムの効果による寿命
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ゴムの効果によって、本来のグリップ性能が発揮できなくなります。劣化が進むとひび割れや、パターンの剥離が起きます。寿命は3~5年と一般的に言われています。
ブレーキパッド
摩耗具合によって判断します。パット残量が2mmになると交換時期です。走行距離ですと3万~5万キロ程度が目安です。
頻度2
ブレーキフルード
おおよそ2年に1度が一般的のようですので車検のついでに交換するのが良いかもしれません。
スパーク(点火)プラグ
概ね10,000km~20,000kmが交換の目安となっています。
クーラント
エンジンを冷却するために必須です。徐々に性能が低下してくるので、変化はわかりにくいですが、2~3年に一度が目安です。
頻度1
スプロケットとドライブチェーン
スプロケットといっても、エンジン直後のフロント(ドライブ)スプロケットと、リアホイールについているリア(ドリブン)スプロケットがあります。共に歯車の山が摩耗してきたら交換時期です。乗り方や普段の手入れによっても変わってくるので走行〇〇万kmで交換といった目安はありません。
ドライブチェーン
おおよそ走行距離が10,000km~30,000kmが交換時期です。チェーンには、シールチェーンとノンシールチェーンがあり、後者は軽量で安価ですが寿命が短いという欠点があります。純正のチェーンは、コスト低減という意図もありノンシールチェーンが採用されていることがあり、その場合は5,000kmで交換という話も聞いたことがあります。
ライトバルブ類
ヘッドライトやウインカー、ブレーキランプなども定期的に交換します。切れる前に交換するのが理想ですが、現実には切れてから交換となります。切れたまま走行すると整備不良となってしまうので、予備を持ち歩いていると安心かもしれません。
バイクは「H4」(一つのバルブにHiとLowが内蔵されている)のバルブが主流となっていて、たまに「H7」バルブです。
ポン付けで「H4」ハロゲンをLEDにした記事です。↓
ブレーキホース/クラッチホース
4~5年に一度や、10年だとバラつきがありますが、ゴムが硬貨してきたり膨らみが現れた時は要交換になります。
まとめ
ツーリングに行く前は、空気圧などのチェックを。帰ってきたあとは、気付かないダメージがあるかもしれないので、きっちり清掃とメンテナンスをするようにしましょう。↓の記事で紹介していますが、酷道のあとは体調も車体もダメージがありました。
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